「粗利率を上げるためのシンプルな方法」
〜SR-management流・失敗しない実行法〜
はじめに
経営が苦しくなる原因の多くは「売上不足」ではなく「粗利率の低さ」です。
粗利率を改善できれば、売上が伸びなくても利益を確保でき、資金繰りも安定します。粗利率が高いということは、お客様が喜んでいただいている証拠です。
その感謝に見合う最適な粗利率を導いていく必要があります。
SR-managementの基本は Simple(社員全員が理解できるシンプルな方法) と Repeat(繰り返し実行できる方法)。
今回は、その考え方に基づいて「粗利率を上げるためのシンプルな方法」をご紹介します。
方法①:価格を見直す(Simple)
- 値上げは最も効果的な粗利改善策です。
- 「少しの値上げ」で粗利率は大きく改善します。
- 顧客が本当に求めているのは「安さ」ではなく「納得感」です。
しかし、我々はこの大切な価格見直しを放置しがちです。他社も動いています。今こそ、勇気をもって行動を起こすべきです。
Repeatの実行法
- 年に1回、価格表を必ず見直す
- 値上げしたら「理由(原材料費高騰・品質維持)」を丁寧に説明
方法②:仕入れ・外注費を交渉する(Simple)
- 仕入れ先や外注業者との契約は「一度決めたらそのまま」になりがちです。
- 毎年の交渉で数%削減できれば、粗利率は確実に改善します。
仕入先は大切なビジネスパートナーです。だからこそ、運命共同体であるがゆえに、我々の経営体質強化の為に交渉が必要です。
Repeatの実行法
- 半年に一度、主要仕入れ先に見積もりを取り直す
- 交渉内容を必ず記録し、次回の交渉に活かす
方法③:売れ筋に集中する(Simple)
- 全商品を同じように売ろうとすると、粗利率が下がります。
- 「粗利率の高い売れ筋」に集中することが近道です。
品番数が多ければ売上にはつながりますが、それなりのコストが発生してしまいます。売れ筋はお客様のニーズです。ここに集中することは大切な事になります。
Repeatの実行法
- 毎月、売上上位10商品の粗利率をチェック
- 粗利率が高い商品を営業会議で必ず共有
方法④:在庫ロスを減らす(Simple)
- 在庫は持てば持つほど、値下げや廃棄で粗利を下げます。
- 「必要な分だけ持つ」が鉄則です。
在庫を抱える事は売上ロスを削減する事にはつながりますが、売れなければキャッシュは入ってきません。最適な在庫管理こそ、粗利率に貢献してくれます。
Repeatの実行法
- 毎月、在庫金額を確認する
- 廃棄・値下げになった理由を必ず記録する
方法⑤:業務効率を改善する(Simple)
- 間接コストを減らすことも粗利率改善に直結します。
- 特に「同じ作業の繰り返し」は見直すチャンスです。
社員は一生懸命仕事をしてくれてますが、それが利益に直結しているかどうかは不明です。一人当たりの生産性の向上こそ、粗利率に貢献してくれます。まずは、生産性を知る事。そこからがスタートになります。
Repeatの実行法
- 毎月「時間がかかる作業」を社員に1つ報告してもらう
- まとめて改善策を考え、翌月から試す
まとめ
粗利率を上げる方法は、難しい理論や特別な知識ではありません。
- 値上げを恐れない
- 仕入れを交渉する
- 売れ筋に集中する
- 在庫ロスを減らす
- 業務効率を改善する
これらを Simpleに理解し、Repeatで繰り返す。
それがSR-management流「失敗しない粗利率改善」です。


